緊張する場面とは
みなさんは歌を歌うとき緊張することはあるでしょうか。
今からいう場面で緊張する場面かそうでないかを考えてみてください。
- 1.一人でボイトレをしている時間
- 2.カラオケ採点の音程正確率が高い場面が続き、このままうまく歌えば、今まで待ち望んでいた自己最高得点が取れるかもしれないという場面
- 3.よく一緒にカラオケにいく仲間内でやはりカラオケをする場面
- 4見知らぬ人が大勢いる中で歌う場面
多くの人は2と4は緊張して、1と3はあまり緊張しないかと思います。
この違いは何でしょうか。
ひとつはいつもと違う環境ということです。
2では自分の歌い方がこれで良いのか、このままミスせず行けるのかと考えるかと思います。
4では見知らぬ人たちが自分のことをどう見ているのだろうか、自分は果たしてうまく歌えるのだろうかという思考に入るでしょう。
これらは、緊張している、いわばストレスを感じている状態であると言えるかと思います。
対処の仕方
これらの対処の仕方として一つにプラス思考があります。
自分がいままで実践してきたものであれば、緊張する場面というものはいつもの環境であれば味わえないものであるため有効活用してやろうと考えることです。
緊張している場面とは身体のいつも意識出来ていない部位が意識されるようになったりします。それを感じられれば、失敗しても収穫はあったと開き直ってしまってもよいかと思います。
二つ目の対処方は自分が周りに見られている側ではなくむしろ見ている側に立ってしまおうという考え方。
自分の歌い方に自信があればこそのやり方ではありますが。
たとえば、ドヤるというものが挙げられるでしょう。俺よりうまいと思ってるやつはどんくらいいるものかと考え、周りを観察しながら歌っている強気の人がいればその人は緊張とは程遠そうな人に見えますね。
そこまでいかずとも、自分が歌っている歌をみんながどんな風に聞いているのかとよく周りを見渡し、一人ひとりチェックするような感じで歌っていれば、自分が評価される側ではなく、評価する側の立場と思い込む。これができれば緊張を遠ざけることも可能です。
どの分野にも共通する考えということ
さいごに、ここまで述べてきた緊張に打ち勝つということはボイトレ以外にも当てはまるということを言いたいと思います。
このサイトでも扱っているリフティングもその一つです。
ぼくはよくリフティングでこの回数を続けると予め目標を立てながら練習をしていますが、最後の数回、目標の回数ができるか、というちょっと前の段階で少し遊びを入れています。
というのも、目標直前の最後の数回というのは集中力がそれまでよりも出やすく、緊張の程度も、練習には最適であると考えるからです。たとえば、インステップリフティングの最後の数回では大きくボールをけり上げて、身体の反対サイドに運び反転して続けるというようなものです。ただ、回数を重ねるよりは試合でも対応できる技術をつけるためですね。
また、最近読んだ本で自分は薄々かそうでないかは限らず言えば大体知っていた内容が入っているのの、人前であがりやすい人でも上手に話す方法についてよくまとめられた本をコンビニの本コーナーで見つけたので購入しました。
学校の教師や、セミナーの講師たちはどうして緊張しなくなって大勢の前で話せるようになるのかというようなコンテンツとなっています。
さっきぼくが言ったドヤるとかではないですが、
自分が見られる側になっているか見る側という立場になっているか、という意識の取り方が重要というような文章が的を射ているなと感じ、購入しました。
ほかにもいろいろな考え方、自分が視る側になるための細かいトレーニングなども取り上げられていてとても良い本だと思います。
↓周りを分析するのと同時に自分の声についても把握する方法です
https://tketke.com/2018/03/19/voice-listening/